連日報道されている自民党の裏金問題ですが、
- どういったことが起きているのか?
- 何が問題なのか?
こういったことが気になる人や、改めて知りたいという人は少なくないと思います。
そこで、今回はこの裏金問題をわかりやすく解説してみました!
ざっくりの流れと、問題点などを5分くらいでわかるようにまとめてみましたので、
気になる方はぜひどうぞ!!
【簡単5分】自民党の裏金問題をわかりやすく解説!
自民党の裏金問題として取り上げられているのが、政治資金パーティーについてです。
こちらの政治資金パーティーの流れを説明していきますが、大まかには以下の通り。
- 議員が政治資金パーティーを開催
- 参加してもらうために、パーティー券を販売する(ノルマあり)
- ノルマ超過分の売り上げは議員へキックバック(報酬)
これをそれぞれ見ていきたいと思います!!
①:議員が政治資金パーティーを開催
議員は活動の一環で、政治資金パーティーというものを開催しています。
自身の活動費を集めるための目的の他に、支持してくれる方との交流を深める場ともなっています。
実際に会って話をする場ですし、活動の収入源としても大きな役割を担っているイベントです。
議員にとっても、支持者にとっても大切な機会なんですね。
②:パーティー券を販売(ノルマあり)
このパーティー券にはノルマがあり、各議員は一定の枚数を販売しなければなりません。
自民党の阿部派では、パーティー券は1枚2万円。これを議員や秘書が各企業・団体・個人を回って販売しているんです。
ノルマで一番重い人は750万円分(375枚)!
1枚2万円のチケットをこれだけ販売するのは簡単ではありませんよね…
さらに、
ノルマ未達成だった場合、不足分は自腹
になるということですから大変厳しい仕組みとなっているんですね!
③:ノルマ超過分の売り上げは議員にキックバック(報酬)
とても厳しく大変な活動な政治資金パーティーですが、議員にとってはうれしいこともあります。
それは、ノルマを超えて販売した議員は、売り上げの一部がキックバックされるということです。
販売すればするほど自分への報酬も増えるということですから、営業活動そのものという印象を受けますね。
ここまでが裏金問題の一連の行動ですが、問題となっているのはどの部分なのでしょうか?
次で見ていきましょう。
裏金事件の問題点はどこなのか?
問題点①:キックバックの報告がない
今回の政治資金パーティーの活動が『裏金問題』といわれる原因は、
本来、政治団体の収入やお金の使い道は、
政治資金収支報告書に記載の必要があります。
しかし、
- 議員へキックバック(支出)した派閥側
- キックバックを受け取る議員(収入)側
どちらとも今回の記載がないため、集めた政治資金の一部がどこにいったのか、何に使われたのかわからなくなっています。
記載がないために、確認しようにもできないので、裏金疑惑が浮上したということなんですね。
問題点②:20万円以下は購入者の名前不要
パーティー券の購入者について、20万円以上支払った方に対しては収支報告に記載が必要です。
しかし、20万以下の場合は匿名でいいということになっていて、誰が購入したのか記載の必要がありません。
ですので、
20万円以下の購入者の割合や人数は、
収支報告書を見てもわかりません。
報告書を確認しても、上記のような記載不要のケースがあるために、詳細がわからないということになります。
これも裏金づくりに利用されやすいとされているようです。
問題点③:議員が売り上げ金を着服との噂
パーティー券の売り上げの一部を、議員や秘書が方向せずにそのまま財布に入れている(着服)という可能性もあるんだそうです。
結局のところ派閥側はノルマさえ収めてもらえば問題ないので、こういったことが常態化しているという報道もあります。
いずれにしても、このキックバックのお金の流れは今まで整理されていなかったんですね。
裏金問題が発覚するきっかけは何?
上脇教授は約3か月間かけて、自民党の5派閥で2018年から5800万円の不記載を突き止めました。
調査する中で、どう考えても裏金が作られているのではないかと感じたんだそうです。
上脇教授はぜひしっかりと捜査を進めて頂きたいと話しています。
【簡単5分】自民党の裏金問題をわかりやすく解説!問題点やきっかけについても|まとめ
今回は自民党の裏金問題をわかりやすく解説してみました。
いかがでしたでしょうか?
少しでもこの件の理解が深まれば幸いです。
今後も報道されていくはずですので、動向を見逃さないよう、注目したいですね。
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